2011年11月17日県内最古の道標

shrine3.jpg道標とは、道の分岐点、曲がり角などにある石柱のことです。当社にある道標は滋賀県内最古のもので、刻銘から京都壬生村のあしだの行者万宝院が伊勢神宮と京都の愛宕神社に七年間毎月参詣し、それを感謝し記念として建てられたものと推定されます。江戸時代ほぼ前期にあたる延宝8年(1680年)11月に建てられ、かつては旧草津宿追分の東海道と中山道の分岐点にありましたが、後に当社境内地に移されました。道標には、右東海道いせみち、左中山道たがみちと書かれており、東海道は伊勢道・中山道は多賀道という信仰の道の道標として貴重なものです。道標の上部には、不動尊を表す種子カーンの梵字が刻み込まれています。
ホーム アクセス お電話